同じ時期にイギリスに引っ越してきて長くイギリス生活をすぐ近くで過ごした友人、マンチェスターシティのディフェンダーでアルゼンチン代表でもあるパブロ・サバレタ(Pablo Zabaleta)の最後のホームゲームを彼の家族や近しい人達と観戦しました。
私は、特にサッカー好きという訳では本当に全くないのですが、知人、友人がプレーしている場合はチームに拘らず、その人本人を真面目に応援します。
今日は試合後にクラブが企画する彼へのTribute (退団の花道を飾る記念式典みたいなもの)があるからと彼の奥さんがファミリーボックス席に招待してくれました。
机の上にはパブロが表紙のパンフレット。試合前に早くもセンチメンタルな気持ちになる私。
試合はWest Bromwich Albionに対して3-1で快勝。
試合後のインタビュー取材の後に、いよいよTribute 。スクリーンに映し出される名場面集や元チームメイトらからのビデオレターの後に、現チームメイトからのはなむけの言葉。9年間を振り返り、感情を抑えきれないパブロ。でもファイターは人前で泣かないから偉い。
パブロの感動的なスピーチを聴きながら、またクラブからスタッフからファンから愛され、惜しまれつつ、ピッチを後にする彼と彼の家族の後ろ姿に、彼らが味わった苦楽のごく一部しか知る由もなかった私にも込み上げるものがありました。
実は、この試合の前日の夕方、我が娘がパブロの息子さんと遊びたがり携帯に連絡したら、じゃあ今から遊びにおいでよーと言ってくれた彼ら。普通の人なら明日は特別な日だから、試合後に会おうって言うよね。やっぱり偉大な事を成し遂げる人というのは人間の器が違うんですよ。
ご縁の深さの程度はまちまちですが、これまで何人かのフットボーラー(サッカー選手)と会う機会がありましたが、有名で人気のある選手が高い人格を備えているとは全く限りません。気持ちのどこかに期待と憧れをもって臨むととんだ肩透かしを食うことがあります。
若干32歳。パブロのフットボーラーとしてのキャリアも、その後のキャリアも人生はまだまだ続きます。今後ますます人間として成熟して行くであろう彼のこれからが楽しみだし、私もそれに比して恥じない生き方をします。
Pablo Zabaleta
https://mobile.twitter.com/pablo_zabaleta
コメント
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