以前から何度もこちらのブログで登場していながら、なかなか本格的な記事を書けなかったイギリスで過去に数回ベスト・ナーサリーとして表彰され、BBCでも紹介された実績があるナーサリー。名前をオークフィールド(Oakfield)と言います。自宅から少し離れている(オールトリンカム)Altrinchamという美しい町にあります。
娘はこちらに1歳になった途端に通い出しました。
数々の賞を受賞しているこちらのナーサリー。様々な審査機関があるようですが、直近では2014年にNDNAによる審査の結果、UKで一番のナーサリーとして表彰されています。
各審査機関にも予算があり、星の数ほどあるイギリスの全てのナーサリーを全て毎年審査する訳ではないようで、こちらのナーサリーも外部の審査を毎年受けるわけではないようですが、スタッフ一同、ランダムに回ってくる審査がいつ回ってきても胸を張って対応できる自信があると仰っていて、ナーサリー関係者全員が一丸となり次の審査を心待ちにしているという姿勢です。
審査機関や制度については、個々に取材や調査をしないと分からない事が多く、私も不勉強です。例えば最新の〝ベストナーサリー〟を受賞したナーサリーがどこかに他にあるかもしれませんし、その年にこちらのオークフィールドが審査の対象に含まれていたかどうかも詳しく取材してみないと分かりません。
しかし重要なことは、こちらのナーサリーがともかくあらゆる点で目の行き届いた、素晴らしいナーサリーだという事実です。
保護者にとってナーサリーは大事なわが子を預ける先。〝ベストナーサリー〟というのは確かにナーサリーを知る上でフックにはなりますが、それ以上にそこで我が子が得られる環境、安全、体験、学び、サービスなどが実際にどのようなものか?ということの方がはるかに大切です。
その意味において、オークフィールドにお子さんを通わせているおそらく全ての保護者が私たち夫婦と同様に自分たちのナーサリー選びに心底満足し、安心して大切なお子さんを送り出している本当に素晴らしいナーサリーです。
良い点がたくさんあり過ぎて、とてもひとつの記事にまとめることが出来ませんので、少しづつこちらのブログで綴っていきたいと思います。
今日は、現在、娘が現在所属する Tweenies & Toddlers* (トゥウィニーズ・アンド・トドラーズ)で勤続11年間の先生がご退職される日でした。現在オークフィールドに通園するご自身のお子さんがこの9月から地元の小学校に進学するに当たり、新しい学校に付属するナーサリーに転勤することにされたということです。
*赤ちゃんから幼児に移行する過程の年齢の子供たちのことを指し、ハイハイを止めてよちよち歩けるようになって、大人や年上の子供たちのすることなすこと興味を持ち、何でも自分も真似したい年頃の子供たち。
オークフィールドでは、個々の赤ちゃんの発達状態を総合的に見ながら進級時期を判断しているそうですが、娘も最初に入ったベイビーユニットで半年くらいして、こちらのトゥウィニーズアンドトドラーズユニットに進級して、以来ここ一年くらい一貫してお世話になった先生です。
今日金曜日が最終日と聞いていましたので、娘が火曜日にナーサリーで吐いて以来、水木と丸2日自宅で静養していた間に、先生宛てにサンキューカードを一緒に作りました。
娘にとってもお世話になった先生とお別れすることを理解した上で、〝ありがとう〟や〝さようなら〟という気持ちを感じることは大切だと思いましたので、先生の写真を見せ、説明しながら作りました。
また、私はネイティヴではありませんので、感謝の気持ちを思っているほどうまくイギリス人相手に伝えることができません。言葉で十分に伝えることができない分の思いは不器用ながら文字や何か形にして伝えることが大事かなと日頃から思っています。
カード以外にはほんの気持ちですが、先日イギリス式トイレトレーニング?!Part 3. 急遽〆切が出来てしまった!でも紹介したイギリスのファッション小売業NEXTのギフトバウチャーを同封しました。このあたりのさじ加減は私も手探りで、値段も含めて正直何が正解かよく分かりません。他の保護者の方がどうご対応されたのかも知りません。
花束とかでも良かったのですが、NEXTのバウチャーであればかさばりませんし、大人も子供も使えますので、ご自身のお洋服やお子さんのお洋服を買って頂く足しにして頂けるかなと思って選びました。
ちなみに、イギリスでは色々な小売店のギフトバウチャーがスーパー、文房具屋さん、薬局などいたるところで販売されていて、実用的な贈り物として人気です。
バウチャー用の封筒も色々と種類が豊富で、プレゼン上もいい感じになります。
付属の小さなカードに宛先、贈り主の名前にシンプルなメッセージを添えて、
今朝、娘は自分の作品であるこちらの封筒をしっかり握りしめて、封筒を持つ手だけ高く上げて封筒をひらひら振りながら無事にナーサリーに登園していきました(笑)あの子、あの後、先生にちゃんとお別れできたかしら?
いつも相手に安心感を与える素敵な笑顔の先生。大ベテランでルームリーダーとしてご活躍され、プロフェショナルでした。娘も私も頼りにしていました。娘が今日までお世話になり本当にありがとうございました。
本記事のタイトルでもあるイギリスNo.1ナーサリーの真髄に話しを戻します。
実はこの先生、息子さんが学校の夏休みにご家族と一緒に過ごされる時期には今後も毎年数週間はオークフィールドのカバースタッフとして戻ってこられるご意向ということです。
オークフィールドの第一の強みは、彼女のように勤続年数が高く、ロイヤリティも高いスタッフが多数いることです。地元に根ざした家族経営のナーサリーで、目が行き届かなくなるとサービスのクオリティーが落ちるという理由から、ここ一箇所でしかナーサリーは経営しない信条のもと、全てのエネルギーが愛情を持ってここに注ぎ込まれいます。働くスタッフ全員が大切にされているのも、そういう背景からきていると思います。
また今回のケースのように止む無くご退社される方とも、その方のライフステージに合わせて長くご縁を大切にされ、スタッフを大切にするのもオークフィールドの素晴らしいところです。
この先生にもまた来年の夏にお会いできるかもしれませんね!でも今日のところは、サンキュー!グッバイ!グッドラック!
Thank You, Good Bye, and Good Luck!!