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イギリスはホメオパシー最先進国!風邪にはカルポルよりアコナイト!?

かれこれ丸1週間ひどい風邪を引いている娘ですが、お陰様でピークに比べて大分良くなって、少しづつ食欲も笑顔も戻ってきました。ただ、全快まであと一歩という微妙なところで、基本的に少し上の空でぼーっとしている時間が長く、瞳は潤んで、たまに咳込んだりしています。

その娘が今朝起きて、わんわん号泣しながら「オークフィールド(Oak field)行きたい」、「先生に会いたい」、「お友達に会いたい」と私に訴えます。オークフィールドとは彼女が1歳になった途端に通い出したイギリスでNo.1のナーサリーのことです。まだ2歳半なのにしばらくナーサリーをお休みすると先生やお友達に会いたくなることにびっくりですし、昨日まですっかり赤ちゃんに戻ったように片時も私から離れなかった子が朝起きていきなり「ナーサリーに行きたい」と泣いたことに驚きました。あまりに激しく泣くので体調不良でこの子は混乱しているのではないか?と思い、何度も「体調が悪い時は家でお休みしててもいいんだよ?」と確認しましたが「ナーサリーに行きたい」の一点張り。イギリスのベストナーサリー恐るべし。子供がナーサリー行きたくないと泣くことはあり得るでしょうが、我が子がナーサリー行きたいと泣くとは考えもしませんでした。

昨日、イギリスでは風邪にはカルポルで対応するのが王道と書きまして、それは正真正銘、事実なのですが、今回は実はカルポルと併用してホメオパシーのレメディーのアコナイトを少し飲ませていました。

ホメオパシーって何?噛み砕いて言えば、人間の人体に入って病気や苦痛を引き起こす有害物質を超微量、あえて服用することで、それと同種の病気や苦痛を取り去るという自然派の民間療法です。ドイツ人の医師サミュエル・ハーネマンが18世紀末〜19世紀初頭に提唱し、その後イギリスを中心に発達を遂げた歴史があります。レメディーとはホメオパシー治療に用いられる小さな砂糖玉のようなもの、この砂糖玉には人体が摂取しても副作用の出ない超微量まで希釈された様々な種類の有害物質が染み込んでいるとされています。

数十年前か十数年前まで(記憶が不正確ですみません…)はイギリス国営の原則無料の医療サービスNHSでもホメオパシーのレメディーが処方されていたそうですが、現代医学や科学の世界においては、それが効く確固たる証拠や研究が不十分ということで、その数十年前か十数年前のある時期を境に英国政府の助成は打ち切りになり、現在では以前は実際にされていたNHSからホメオパシーのドクターに紹介状を書いてもらったり、ホメオパシーのレメディーを処方してもらったりということはできないようになっています。しかし一方で、多くの人が信じている民間療法でもあり、個人で開業しているホメオパシーのドクターもイギリスには多くいるようです。

私は以前このブログでも書きましたが、私には日本に住む妹がいます。彼女はお茶一杯でも成分に納得のいかないものは口にしない、かなりストイックな部類のナチュラリストです。私の娘より半年後に生まれた2歳になったばかりの姪っ子は生まれてこの方、予防接種も打ったことがなければ、病院にも行ったことのなく、筋金入りの自然派、オーガニック育児方針によりすくすく成長中です。

姉妹ですが、お互い譲れないポイントがだいぶ違うので、育児のスタイルもかなり違います。私は、オーガニックとか自然とかは、それを贅沢として楽しみますし、イギリスはそもそもオーガニック先進国なので、特段苦労なく日頃から添加物は避けていますが、オーガニックな生活を確保する為に寝る間、休む間を惜しんでの努力はしません。でも部屋が散らかっているのが耐えられなく、散らかった部屋ではリラックスできないので、寝る間を惜しんで掃除したり、アイロンかけたり、片付けたりはします(笑)拘るポイントこそ違えど似た者姉妹です。

妹が夏に姪っ子を連れてイギリスに遊びに来ていた時、枕元にホメオパシーの本が置いてあったので、聞くと「最近、興味があって読んでるの」との返事。「せっかくイギリスにいるんだから、本場のホメオパシーのドクターに会ってみる?」と私から提案して、お友達にご紹介して頂いたホメオパシーの先生の所に、妹と姪っ子を連れて行きました。素敵な先生だったので、後日、自分と娘も改めて予約を入れて行って来ました。

そのドクターから受けた診療については、詳しくはまた別の機会に書きますが、ともかくその日娘に処方されたレメディーがアコナイト。有毒植物のトリカブトから成分が抽出されているらしいです。ホメオパシーには3000種類くらいのレメディーがあるそうですが、その中でもトップ3に入る代表的なレメディーの一つで、子供が風邪を引いた時に、西洋医学的にはカルポルなのですが、そのドクター曰く「ホメオパシー的には風邪の初期症状には先ずはとりあえずアコナイト!カルポルよりずっと体に優しいし、副作用もない」ということでしたので、次に娘が体調を崩した時に一度試してみようと思っていました。


このガラスの小瓶に入っているのが実際のレメディー。レメディーは直接手で触ってはいけない、上の写真のようにキャップに移してそのまま口に含むとされていますが、子供が小さく飲ませるのに手間取る場合は、理想的ではないけれども手で触れてもいいし、水に溶かして飲ませてもいいということでした。
今回は最初に娘に「お砂糖のキャンディーだよー♡」と砂糖玉を舐める感覚で飲ませようとしましたが、嫌がり口に含んでくれず、結局お水やアップルジュースや牛乳に溶かして飲ませてみました。今回の風邪の問題は喉の痛みがかなり強いもので、そもそもおっぱい以外の水分を取るのを嫌がったため、結局アコナイトを溶かした飲み物を全て飲みきってくれたことがなく、効果が期待できる必要量は摂取させることはできませんでした。ということで残念ながらアコナイト単独で本来の力の威力を試すことが十分にできませんでした。

ちなみに、そのドクターのお話では、ホメオパシーのレメディは他の薬と同時に服用しても副作用などの問題は一切ないということでしたので、西洋医学と自然派ホメオパシーの合わせ技も試す価値があります。今回もカルポルとの併用で試してみましたが、それにしても摂取できた量が少ないので、実験の結果を語ることができません。今後、要研究です。

ちなみに、別のイギリス人の友人にホメオパシーのことを話したら、「昔、魔法使いが処方していた薬のこと?」とからかわれました。またGPにホメオパシーについての見解を聞いたら、「多くの人が信じていることは事実ですが、実証データに乏しく、結果として患者はお金と時間の無駄遣いに終わるケースが多いと個人的には思っています」というはっきりとしたネガティブな答えが返ってきました。

 イギリス人の間でも人によって見方や評価がはっきり分かれるホメオパシー、果たして〝信じるものは救われる〟の粋を出るものなのでしょうか?

自然派の妹とは違いまだ私自身は半信半疑ではありますが、小さな子供ほど体に不純物が入っていないため、効果が分かりやすいかもしれません。もし一定の効果が望めるなら、薬より体に害がなさそうなので、例えば、風邪、腹痛、頭痛、打撲などの命には関わらない疾患には、ホメオパシーのレメディを薬に優先して使えたらいいなあと思っています。

文末になりましたが、妹が熟読後、「お姉ちゃんにあげる」と置いて帰ったホメオパシーの書籍はこちら。


ホメオパシー的家庭の医学みたいな本なのですが、身体の疾患以外に、悲しみ、屈辱感、嫉妬などを精神的、感情的なものも治療の対象としており、代表的な36種類のレメディの紹介が詳細にされています。

面白いのは各レメディのテーマとして例えば、「爽快に生きることもできるのだと分かる」とか「人に足をすくわれるという思いを取る」とか人生の処方箋的なことが書かれ、そのレメディが必要な人の性格や身体的な傾向が書かれている点です。

人間誰しも生きていれば楽しいことも、辛いことも、悲しいこともあります。マイナスの感情に支配されそうになることは誰しもあるはずなのですが、そういう弱い気持ちを跳ね除け、ストレスに打ち勝つ心の強さというのはなかなか一朝一夕には身につきません。そこにピンポイントに効く薬があるよと言われれば、思わず耳を傾けたくなるのが人の心ではないでしょうか?

読み物としては、ある種、占いや性格診断にレメディという具体的な処方箋がついてくるような感じでもあり、面白いです。独特の語り口も、最初は日本語でありながら、別の惑星の言葉で語りかけられているような違和感がありますが、読み進めればファンタジーのようにその世界観の中に入り込むことができます(笑)

ホメオパシー、毒にも害にもならないものかもしれませんが、多くの人が信じているのも納得するというか、ちょっと首を突っ込んでみたくなる不思議な魅力や奥深さがあります。

書籍にご興味ある方はアマゾンなどで普通に手に入るようです。ホメオパシーの歴史や各国での扱いなど概要も体系だってよく纏まっている良書です。

https://www.amazon.co.jp/ホメオパシーin-Japan―基本36レメディー-由井寅子のホメオパシーガイドブック1-由井-寅子/dp/4946572260

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