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イギリス新型コロナ 休校中の私立の学費はどうなる?

新型コロナにより、イギリス全土がロックダウンされて、オンライン学習が軌道に乗ってくると、私立の学校では、学費が提供されるサービスに見合っていないという保護者の声が日増しに強まっているようです。

学校側がオンライン学習で最善を尽くしていることは分かりますが、やはり実際に通学して、同じ教室の中で、先生方から直接御指導頂き、クラスメイトと切磋琢磨し、校庭を駆け回るという今までは当たり前だったことがいきなりストップしてしまったというのは、言わずもがな大きな変化です。パソコンの前に座っていないといけない時間も長くなり、体育の時間もオンラインとなり、視力の低下や子どもの健康を心配する声も上がりはじめました。

娘の通う学校では、オンライン学習になってから程なくして、イースター休暇に入る前に、校長先生からの次のタームの学費については、ガバナーとの協議に基づき全学年15%Off とし、それ以降も学校が再開しても2021年9月までは現行の価格を維持し少なくとも値上げはしない旨ご連絡がありました。またこのコロナの問題で深刻な経済的な問題が発生しているご家庭については、個別にご相談に乗りますとも書き添えられていたと思います。

ちなみに、イギリスの学校では、学校のビジョンの指針を与えたり、学校のパフォーマンスに関わる説明を校長先生に求めたり、学校の財務状況を把握してお金の使い方を監督するガバナーと呼ばれる人々が各学校にいて、重要な役割を果たしています。

娘の学校の同じ学年のグループチャットでも、「今は使えない設備もサービスも多く、4、5歳の年齢の子どもの集中力で、一日中机に向かっていなさいなんて、ちょっと無理だし、色々ラーニングリソースやアイディアはご提案してくださるけど、親の負担が半端なくてこんなの無理よ。これで学費が同じなんて納得いかないわよ」みたいな声は一部の保護者の方からありました。まあ、言いたくなる気持ちは分かります。

その一方で、「学校だって再開したくてもできない状況な訳だし、子どもの命を預かってくれていた、また再開後は子どもの命をまた守ってもらう教職員の方々の生活は守らないといけないでしょう?」みたいな意見もありました。私は、今の状況は誰の落ち度でもないですから、起きていることを受け入れて、皆で乗り越えて行かないと仕方ないと思っています。

とはいえ、ご家庭によって経済的なインパクトもそれぞれですから、議論はおさまらず、学校の垣根を越えて、あそこの学校はなんと値引きなしだそうだとか、うちの学校は10%オフで授業は午前中しかないとか、そんな情報が飛び交っていました。

そうしたら、昨日、娘の学校の校長先生から連絡があり、政府のロックダウン延長の措置を受け、休校期間の学費はナーサリーは50%オフ、レセプションは35%オフとすると更なるディスカウントのご連絡がありました。それ以上、年齢が上の学年については、15%オフのままです。

説明によると、学校の運営に関わる費用は、固定費と人件費が90%で、経費が削減できる余地が極めて少ないと。今回のディスカウントは様々な事情を鑑みて、学校側からご家庭への救済策として積立金から拠出するものであり、間違っても、学校閉鎖で浮いたお金から出るものではないと。この積立金は本来であれば、有能な教師やスタッフをリクルートする為のものであり、また将来に亘る必要な設備投資に充てるものであるが、今回この更なるディスカウントを行い、また全学年に亘り、経済的な問題を抱えているご家庭への一時的な支援策を採っていることから、大幅に減少することになるということです。

新型コロナの引き起こす問題は綺麗事だけでは乗り越えていけません。何をとって、何を諦めるか、、。私は、この学校の財務状況の急激な悪化で、素晴らしい先生が学校を去り、教育レベルが下がるような事態にならないことを切に願います。

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