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イギリスの学校のコロナ対策 オンラインラーニングへの移行期間はたった2日だった件

娘の学校はこの新型コロナウィルスのパンデミックで休校になる直前、まだ政府の自宅隔離の大号令が宣言されていない段階で、また他の学校もまだ休校していない段階で、月、火曜日の二日間、突然の休校日がありました。それも確か、日曜日の夕方になって、「明日、明後日は休みにします。お子さんを登校させないでください。働いている保護者の方々、いきなりの休校宣言で明日のチャイルドケアの問題を引き起こすことは重々承知の上での意思決定です。どうか、ご理解の程、お願い致します」みたいな内容でした。

理由は学校の校舎や設備の徹底的な消毒を行うためと、オンラインラーニングに向けた準備のためでした。

これまで学校は一切オンラインの授業はしていませんでしたが、この2日間でgoogle hangoutとgoogle meetを使って、将来に備えて、オンライン上で授業や集会を実現できるように学校側と家庭側両方のセットアップをしてテストする日に充てたいと。最初は授業時間に合わせてアクセスしてもログインできない家庭がたくさんあったり、ログインしても音が聞き取れなかったりと技術的な問題が発生しましたが、問題があった場合は先生にではなく、別に設けられたシステムのサポートセンターに通報、相談する方法をとりながら回を重ねるごとに細かな問題は改善されていきました。

ですから、オンラインラーニングに向けて体制を整えますと連絡があり、実際に形になるまではたった2日だったのです。一番最初に授業風景や他の生徒の顔や家の中の風景をスクリーンショットしたり録画しないとか、学校側が用意した色々大切な注意事項の書いてある契約書にオンラインで署名もしました。Googleの仕組みを使っているので、無料のはずです。家庭側もパソコンかスマホさえあれば大丈夫です。

その後、授業のコマ数が増えたりして、日を追うごとにどんどん充実しています。この辺りの精度を上げるのはとりあえず走り出してから、走りながら考える!というやり方が本当にイギリスらしいなぁと思います。

また画面越しに映る先生方が老若男女、本当に堂々とされていて、まるで熟練のYouTuber並みにカメラに撮られているのに自然な様子に本当に感心しきりです。このあたりは多くのプレゼンの機会をそれこそ、ナーサリーやレセプション時代から与えられるイギリス式の教育の賜物でしょうか。
その週の水、木、金と学校は再開されましたが、それまではレセプションのクラスは校舎内まで保護者が送り届けて良いことになっていたのに、校舎の上にある柵の所が娘を引き渡す場所に変更されて、それより先は保護者は立ち入り禁止になりました。また校庭や他の子どもたちが集う場所にもロープやテープが貼られ、保護者の立ち入り禁止区域だらけになりました🚧
5歳でも普段は私にべったりで、駐車場から校舎まで抱っこを毎日せがむ娘が、バックパックを背中に背負い、校舎までの坂道を一人で下っていく娘の背中を初めてみて、感慨深い気持ちになりました。
そして木曜日にイギリス政府から自宅隔離の指示が出されて、全国の学校もキーワーカーの子ども以外には週明けから全て閉鎖という事態になり、学校も今週の登校は無理強いしません、各ご家庭の判断に任せますというスタンスとなり、高齢の先生方や他に基礎疾患のある先生方は学校から姿を消して、ご自宅からテレワークを始められました。ただ、この限られた時間軸の中で学校は自主隔離中にできるいわゆるドリルのようなワークブックを大量に生徒一人一人にプリントアウトしてまとめたラーニングパックを用意してくださり、それに加えて絵本を一冊づつとイースターを祝い小さなうさぎのチョコレートをプレゼントしてくださいました。写真はそれを受け取る娘の様子です。

この時点で、もしかしたら、いや、かなり高い確率で9月まで学校が再開されないんじゃないかという空気が既に溢れていて、自分の娘、息子のレセプションイヤーはいきなり、終わってしまった。次に学校に登校する時にはもうきっとYear1なのよ、このレセプションの制服を着て、あのレセプションの校舎に通うのは今日がきっと最終日なのよ、と涙を流して泣いている保護者があちこちにいて、そんなまた大袈裟なと思って呆気にとられる想いで見ていたら、先生もショックで校舎内で泣いていると聞いて、これは大変なことが起きているなと思いました。日本でいうと、ピカピカの一年生で入学して半年経ってやっと新しいお友達もできて、学校生活に慣れてきたと思ったら、まだランドセルも新しいのに、いきなり一年生が終了してしまった、みたいな感じ。

慌てて、一応、次に登校する時にもはや娘がレセプションの年齢ではない可能性を考慮して写真撮影しておきましたが、どうなるのでしょう…。

ただ、現在に至るまで一連の学校側の対応は多くの保護者から支持を集め、あのまだ先がはっきり分からない時点で批判覚悟の難しい判断を決断した校長先生の舵取りには多くの賛辞が集まりました。またオンラインで出来る限りの教育の機会を与え、また人との繋がりを感じることができる工夫みたいなものも凝らされていることから、私は学校の対応には満足していますし、感謝しています。

この広大な校庭で多様なスポーツを楽しめる環境、敷地内にある裏の森に入って泥だらけになって自然と触れ合えること、本当に素晴らしい環境だと思い娘を託す学校を選びました。だから今こういった事態になってしまい、今は多くのことを諦めないといけないことがとても残念ですが、これはもう今は仕方がないですね。学校側も出来る限りのことをしてくださっているので、今は今できることに気持ちを切り替えようと思います。
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コメント

  1. チェシャー暮らし より:

    コメントありがとうございます🥰日本はこんな非常事態でも指示系統が一本化されてなくて、ちょっと問題が根深いですよね…。私も色々と日本の報道を見て悲しくなってしまいます。

  2. slecfarm より:

    なんて自立した対応でしょう。感動しました!
    日本ではいまだに、10万円を出すの出さないの、30万円の補助の前提は1世帯の収入減だのいや一人減当たりだろうだの、どのあたりが「スピード感」を持った対応なのか、もう呆れて物も言えません( `ー´)ノ

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