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イギリス新型コロナ対策、ボリスジョンソン首相ロックダウンを一部緩和

イギリス時間の昨夜7時からのボリス・ジョンソン首相の会見により、イギリスは明日から一部のロックダウンを緩和し、新しい段階に入ることになりました。#StayHomeのスローガンともお別れで、今後は#StayAlertに移行するようです。

私が、この会見で最も印象的であったのは、今後の舵取りは科学的根拠と、国民の健康を第一に考え決定され、経済的な観点からの決定にはならないとボリス・ジョンソン首相が明確に述べたことでした。

第一に、本日5月11日月曜日より、在宅勤務が不可能な、例えば、工場で働く方々や、建設業に従事する方々は、職場に戻るように促されましたが、それと同時に雇い主には、今後は新型コロナウィルスの感染を防ぐための安全措置のとられた職場を構築するようにと宿題がでました。また、通勤方法については、どうしても不可能な場合を除き、公共の交通機関を避けて、自家用車、自転車、徒歩での通勤が推奨されました。

知り合いのイギリス人が言っていましたが、これは、今後はもしコロナウィルスに感染した場合には、職場環境や労働基準に問題があれば、会社が従業員に訴えられる可能性が出てきたという話でもあります。

また、政府が仕事復帰を促すということは、3月23日にイギリス政府が、強制力の伴う外出禁止措置を発表した際に、セットで公表された様々な手厚い経済保証(以下、リンクご参照ください)もいずれなくなるという事を意味するのでしょう。

https://www.gov.uk/government/collections/financial-support-for-businesses-during-coronavirus-covid-19#support-for-businesses-through-the-coronavirus-business-interruption-loan-scheme

第二に、今週の水曜日以降、屋外でのエクササイズもソーシャルディスタンスを順守する限り、無制限に可能になりました(ロックダウン以降およそ8週間に亘り、屋外での運動は、一人一日一度の運動のみ可能という制限がありました)。

この緩和措置を受けて、今は全部閉まっているゴルフ場やテニスコートなどは再開されることが予想されています。

また、今後は、一緒に住んでいる家族のメンバー単位で行動する分には、地元の公園で日光浴をしたり、遠くまで、出向いて行き、運動をすることも認められました。

ロックダウン中は、一日一度の運動も原則、地元で行うこととされ、遠くまで車を運転して移動して、山登りをしたり、ビーチで日光浴をしたりといったことはルール違反でしたが、今後はイギリス内であれば、例えば湖水地方までドライブして行き、ハイキングを楽しんで帰ってくるみたいなこともできるということですね!

因みに、今回のボリス・ジョンソン首相の緩和措置はイングランドのみに適応され、スコットランド、ウェールズ、北アイルランドは独自のルールが適用されるので、行楽目的にイングランドから越境してこれらの地域に出かけていくことは許されていません🏴󠁧󠁢󠁥󠁮󠁧󠁿

また、政府高官曰く、一つ屋根の下に住んでいないカップルや友人も今週から、2メートルの社会的距離を取ることを条件に、公園などの屋外で会うことは許可されるそうで、ソーシャルディスタンスを確保して、久しぶりに一人の友達と距離を取りながら屋外で会うことはできるようになるみたいです。

但し、同じ屋根の下に住んでいない人、一人までということなので、2メートルの距離さえとれば、大人数でピクニックやバーベキューをしていいという訳ではなさそうです。また、「屋外で会うことを認める」とのことなので、距離が確保できても家に友達を招くことができるのもまだ先のようです。

蛇足ですが、先日、車で彼氏が彼女の家まで来て、道路脇に停め、彼女は家の外に出てきて、2メートルの距離を取りつつ、彼氏は車に乗ったまま、束の間の面会をする若いカップルを見かけました。結婚前の若いカップルは新型コロナで急に会えなくなってしまい大変でしたね。彼の乗っている車と彼女の間を通行人がたびたび通り過ぎるので、愛し合う二人もなかなか、気まずそうな様子で可哀想でした。

ここまでが今週から始まる規制緩和の第一ステップです。これらの規制緩和をしながら、感染者数のモニタリングを続け、もしその時点で状況が妥当と判断されれば、最短で6月以降、小学校の特定の学年(レセプション、Year1、Year6)から段階的に学校を再開できるかもしれない、お店も再開できるかもしれないということですが、それもこれも全ては今後の感染者数次第です。

外出の自由を認めて、人との接触に関してもルールを緩めることと引き換えに、ソーシャルディスタンスの違反者への罰金はより厳罰化して引き締めていくとのことです。

一緒にLive中継を聞いていた5歳の娘は、レセプションが6月から再開するかもしれないというボリス・ジョンソン首相のメッセージが理解できたようで、「イェーイ!」と喜びを表現していました。私は甘えん坊の娘のことなので、ロックダウン中、親とべったりの時間を密かに楽しんでいるものとばかり思っていたのですが、やっぱり実は学校に行きたかったんだなぁと娘の胸の内を察した次第です。

パブ、レストラン、ホテル等のホスピタリティサービスについては早くても7月以降に緩和されるかもしれないということなので、まだ大分先の可能性に過ぎず、再開の目処は立っていません。この分では、海外旅行なんて、現時点では夢のまた夢のようです。

フットボール観戦が好きな夫はプレミアリーグ再開に関して、ボリス・ジョンソン首相から何らかの言及があることを期待していましたが、全く触れられなかった為、早期再開は望みが薄そうだね、と気落ちしていました。

それから、飛行機でイギリスに入国する人への隔離措置を課していくということです。

そうこれ、今までしていなかったのが不思議ですね。夫は新型コロナが発生以降、2月に海外出張からイギリスに帰ってきた時に、何の検疫もなく、自分自身も含めて外国から来た人がじゃんじゃん入国していく様子を目の当たりにして、イギリスの感染爆発を予言していました。用心深い彼は、熱も咳もありませんでしたが、無症状の保菌者で娘や私にウィルスをうつしてしまうリスクを考慮して、誰に頼まれた訳でもないのに空港からホテルに直行し、自腹で暫く自己隔離をする徹底ぶりでした。

イギリスの対策が世界の他の国の対策と比較して、正しいのか、間違っているのか、優れているのか、劣っているのか、詰まるところは科学者でも経済学者でもない私にはよく分かりません。ただ、政府の判断基準には、一貫して科学的根拠があり、説明が論理的です。また、国民の命を守る為に、一旦経済のことは後回しにという指針には良識を感じます。

リーダーの声に従順に従う国民性もあると思います。また、情報を伝えるマスメディアのレベルが高く、発信内容に威厳と迫力があります。イギリスは、死者数は3万人を突破して欧州一多いはずなのですが、政府が国民心理を一つにまとめ上げ、精神的にはこの新型コロナウィルスのパンデミックを非常に上手くハンドリングしているように感じます。

最後になりましたが、最近は外出する人間の数が減って、警戒心を解いた野生のウサギ達が、公園の広場まで出てきて大胆に遊んでいたのですが、水曜日からまたウサギたちは茂みの中へ逆戻りですね。なんだか少しウサギ達をぬか喜びさせてしまったようで、申し訳なく感じます。上の写真の茂みに消えた小さな赤ちゃんウサギが人間の前に姿を現すことは二度とないかもしれません。コロナを機に、地球環境や動物保護についても、色々考えるようになりました🐰

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