
一昨日、私が昔、働いていた会社の元同期から転職と結婚の報告をもらいました。彼女がここ3年半くらいロンドンに駐在している間に、何度か会おうとしたのですが、お互い忙しく、なかなかタイミングが合わずに、結局一度も直接会うことが叶わず、ずっと心に引っかかっていたので、久しぶりに連絡をもらいとても嬉しかったです。
そこで、早速本日、Zoomで緊急キャッチアップをしたのですが、聞けば、世界銀行グループのIFCに転職して、ナイロビに行くことになったと言います。
ナイロビとはご存知かと思いますが、アフリカのケニア共和国の首都です。でも現在はCovid-19でナイロビが封鎖されているので、一旦日本に帰って今の会社をきちんと辞めてから、封鎖が解除されるまでは、ご実家でテレワークするか、ロックダウンが長引くようであれば、ロンドンのフィアンセと一緒に今住んでいるアパートに戻って来て、ロンドンからテレワークするかということらしいです。
IFCのホームページを見ると、「世界銀行グループの一員であるIFCは、途上国の民間セクター開発に特化した世界最大の国際開発機関です」とあります。
最高の学歴、華麗なキャリアの王道を行く彼女の履歴書は、無敵に近い程、ピカピカなはずですが、その彼女をして語らしめれば、こういった国際機関で仕事を得る事は本来は非常に難しく、彼女自身はたまたまラッキーだったと…。
いやいや、ラッキーなだけな訳はありません。彼女が入社以来、如何に努力を積み上げ、実力を蓄えてきたかという話であることは明白です。彼女が凄いのは、入社当時から「将来は発展途上国で開発の仕事に携わりたい」と公言していて、その夢を叶える切符を掴み取ったということです。
しかも、時は新型コロナウィルスのパンデミックの最中です。私なんかロックダウンが解除されても、実は内心、ロンドン行きの電車ですら、暫く怖くて乗れないと思っているのに、時を同じくして、彼女は、治安も悪く、医療にも不安が残るナイロビにインフラを整えに行こうっていうのですから、もうその高尚な志にただ、ただ、恐れ入ってしまいました。しかも、こんな大きな決断をしたのに、彼女の雰囲気はあくまでも自然体で軽やかでした。友よ、私は君を誇りに思う。
また、それに理解を示して、背中を押してくれ、ご自身もナイロビで新たな仕事を探そうとしてくれているというフィアンセの方も素晴らしい👏
今、イギリスでは、新型コロナウィルスによるロックダウンで婚姻届に関わる業務が全て棚上げになっている為、イギリスでは実務的に結婚できないのですが、お二人がこれからどんな幸せなご家庭と未来を築かれるか、本当に楽しみです😊本当に末長くお幸せに💕💐
信念のある人の迫力ある生き方には、心を打たれますね。それが同世代であればなおのことです。私はキャリアはとっくの昔に手放して、今はイギリスの田舎暮らしが心底気に入っていますが、今日は、昔からバリバリ、これからも更にバリバリ世界で活躍する元同期からすごく良い刺激を貰いました。私も、生き方は違えど、昔の同僚に恥ずかしくないような姿勢で生きていきたいです🤗