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イギリス新型コロナ、学校再開に向けた実務ステップ

昨日5月15日金曜日に娘の学校から、政府が発表した優先復帰学年であるレセプション、Year1、Year3、Year6に加えてナーサリーの保護者向けにオンラインアンケートのリンクが送られてきました。

私が受け取った実物のアンケートをそのまま添付することは致しませんが、質問項目は、例えば、どの程度積極的にお子様を学校に戻したいと考えますか?、従来通り食堂での給食、各家庭からのランチボックス持参、学校がランチボックスを配布するの何れが望ましいと考えますか?みたいな内容です。

アメリカのオンラインアンケートのソフトウェア開発会社のSurveymonky(サーベイモンキー)の仕組みを使っています。リンクの同社のホームページには学校法人のみならず、今まさに旬のトピックのコロナウィルスに関わる様々なアンケートのテンプレートが掲載されています。

https://www.surveymonkey.co.uk/mp/coronavirus-resources/

https://jp.surveymonkey.com/

娘の学校は、このサーベイモンキー以外にも、以前にこのブログで書きましたように、授業や全校集会のオンライン化にGoogle HangoutやGoogle Meetを使っていて、それが非常に上手く機能している為、個人的には、今の新型コロナウィルスの非常時にイギリスの教育現場では、アメリカの新テクノロジーの存在感が際立っているように感じられます。

さて、先日の話では、どの学年を優先的に学校再開を検討するかについては、ボリス・ジョンソン首相のスピーチを受けてのDepartment for Education(教育省)からの更なる見解を待ちたいということではなかったかなと思い、調べてみました。

確かに、教育省から当該スピーチを受け5月11日により詳しい見解がきちんと発表されています。ボリス・ジョンソン首相のスピーチで述べられたレセプション、Year1、Year3、Year6にナーサリーが加えられ、段階的に学校再開を検討する旨であることが確認できます。

https://www.gov.uk/government/news/details-on-phased-wider-opening-of-schools-colleges-and-nurseries

なるほど、この教育省の発表を受けて、上記の3つの学年とナーサリーが第一陣として、ピックアップされたのですね。ただ、どうしてこの学年が最初に学校に戻る学年に選ばれたのかは、未だなお不明です。

校長先生からのレターからは、どうしてこの学年が優先なのかの更なる理論武装の目的もあるのか、Independent Prep Schools Association (IAPS) の取締役の方とも会談し、この学年を他の学年に先駆けて検討する方針を確認したとあります。

因みに、イギリスに於いて、Independent School (インディペントスクール)とは、授業料が有料のPrivate School (プライベートスクール=私立学校)を意味します。何故“Indipendent”と名付けられているのかと言うと、公費による無料の教育を提供するState School (ステイツスクール=公立学校)に課される様々な規制や条件から独立しているという意味合いが語源になっているそうです。授業のカリキュラムもイギリス政府の定めるナショナルカリキュラムに従う必要がありません。

https://iaps.uk/

その上でこちらのIndependent Prep Schools Association (IAPS)の概要ですが、世界中の670校以上のPrep Schoolを会員に持つ協会であり、政府の縛りに囚われずにより生徒の個々のニーズに合わせてあつらえた素晴らしい教育を提供することを使命とし、会員になるには厳しい審査基準をクリアしないといけないとあります。

ちなみに、イギリスに於けるPrep School (プレップスクール)、またの名をPreparatory School (プレパラトリースクール)とは何かについてですが、以下ウェブサイトを参照すると、ポイントは以下の3点です。

https://www.somptingabbotts.com/blog/what-exactly-is-a-prep-school

①プレップスクールは上述のインディペントスクールに属し、私立学校です。

②年齢的にはおおよそステイツスクールのPrimary School (プライマリースクール)とMiddle School (ミドルスクール)に該当する2歳から13歳(稀に16歳まで)の学齢期の教育です。

③伝統的にはもともと、私立の高等教育Independent Secondary (インディペントセカンダリー)ないしは、Senior School (シニアスクール)の受験に備える為の学校でしたが、今日では志望校が“State Grammar School ”(ステイツグラマースクール)の受験の為であったりもします。

かなり脱線しましたので、インディペントセカンダリーとは何か、シニアスクールとは何か、ステイツグラマースクールとか何かといった話は、またの機会にさせてください。

話を校長先生からのレターに戻すと、学校再開ありきではなく、保護者の声も幅広く聴き、慎重に決定したいとのことで、今回のアンケートに加えて、該当する学年の保護者とのオンライン面談も近々開催されるそうです。

教育省からの発表でも、今、議論している学校再開というのは、該当する学年の生徒には近々、学校に戻る資格が与えられるかもしれないという意味であり、学校再開後、保護者の判断で登校させなくてもペナルティは無いと書かれていますから、個々のご家庭のご判断で、学校再開されても学校に来る子と来ない子が出てくると思われます。

最も大切な命の関わる選択である一方で、特に上の方の学年になれば学校の出席率や成績が将来の進路に与える影響も無視できないのも現実でしょうから、国が「登校しなくてもペナルティ無し」と断言してくれる意味は大きいですし、フェアだと思いました。

川崎病に似た症例で子どもが死亡する事例が相次いで報告され、新型コロナウィルスとの関連性があるかもしれないという不気味なニュースが気がかりですが、私と夫は、娘の学校の場合は敷地が物理的に広いので、基本的には再開賛成派です。生徒と教職員の方々の双方にとって安全な方法を工夫すれば講ずることができるはずだと思っています。

学校に行くのは、国語や算数の知識を身につける為だけでなく、幅広い層の色々な立場の人との人間関係を築く中で社会性を身につけられたりだとか、各家庭では提供できないような、大規模で幅広い、教育的な環境や資源を得ることができたりだとか、利点がたくさんあると思うのです。

ということで、自分の命より大事な娘の命に関わることではありますが、冒頭のアンケートには今のところ、「我が家は学校の講ずる安全策がリーズナブルと判断すれば、娘をレセプションに通学させる」と回答する予定です。

社会的距離を確保する為にクラスサイズを小さくすることが必要であれば、午前中だけ午後だけとか、週2、3日とか、ローテーションで少しづつでも構わないので、学校が早く再開してくれると良いなと個人的には願います。特にこれから夏に向かう季節は、仮設テントを設置して校庭での青空学級もありだと思ったりしています☀️🏕

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